ペルー進出のための出張に行きました(その2)

1. 美食の国、ペルーの飲み物


 7月28日から8月11日にかけて、ペルー進出を企画する本邦中小企業様と共にペルーへ出張してきました。前号に続いてペルーの文化の一端について写真を中心にご紹介します。

 皆さんはペルーのワインを飲んだことがあるでしょうか。ペルー人たちはペルーワインをあまり美味しくないと謙遜したりしますが、私は美味しく頂きました。特にTACAMAのワイナリーを訪問して飲んだものが一番美味しかったです。

TACAMAのワイナリー、レストラン内



TACAMAのワイナリー、野外


 今回、ペルーの三大都市であるリマ市、アレキパ市、クスコ市を訪問したのですが、いずれの都市でも独自のビールがあり、それぞれ個性的な味です。

 ペルー国内最大級はクリスタルというブランドです1)。ラベルにはエジプトのスフィンクスのような絵が描かれています。

 アレキパ市のビールArequipnenaは、微粒の炭酸が強い刺激を与える面白い味でした。


ペルーのビール(アレキパ市にて)


 ペルーで最もポピュラーなお酒の一つがぶどうの蒸留酒ピスコです。これをカクテルで飲むことが多いようです。ピスコサワーは、ピスコに卵白のミキサーしたもの、レモン汁、砂糖を加えたもので、すっきりした飲み口です。喉のイガイガにも良いとかで、卵酒のような感じもあるでしょうか。


ピスコサワー





ピスコのカクテル(チルカノという名前)


 ユニークな飲み物がコカ茶です。麻薬のコカインの原料ともなるものですが、ペルーでは古くからお茶として飲まれ、肉体労働者は元気がでる(それはそうでしょうね)とされています。安く手に入り、日本人にも飲みやすい味です。しかし、この葉っぱは化学的な処理を施せば麻薬に変わるので、米国や日本への持ち込みは厳しく規制されています。実際に帰路の乗り継ぎにて、米国での荷物検査は厳しいものでした。

 ペルーでは、コーヒーやハーブ茶なども美味しいですよ。



コカ茶



2. 観光など


 ペルーで観光といえば、第一にマチュピチュ遺跡が挙げられるでしょう。米国の考古学者にして登山家のエール大学教授ハイラム・ビンガムが1911年に発見した遺跡で、同氏は映画「インディージョーンズ」の主人公のモデルだそうです。

 首都リマからマチュピチュ遺跡までは、飛行機でクスコ市まで1時間あまり、クスコ市から鉄道駅まで車で2時間、鉄道列車が約1時間でマチュピチュ村に到着。そこから観光バスで約30分余りです。観光バスは予約制でなく、ハイシーズンには1~2時間ほど行列で待つことになります。そんな苦労をしてでも訪れたい場所、ということで毎日数千人が訪れる遺跡です。そのせいか、マチュピチュ遺跡は年間に数ミリメートル沈下しているという情報があり、将来の入場規制は更に厳しくなるともいわれています。


マチュピチュ遺跡


 インカ帝国の都、クスコ市は街全体が世界遺産に登録されています。カテドラル(キリスト教教会)はインカ時代の神殿の上に建てられたもので、1550年から100年余りをかけて建設されたとのことです2), 3)。


クスコのカテドラル(キリスト教教会)




クスコのアレマス広場から街を望む




インカ時代から使われている建築石垣


 ペルー第二の都市アレキパは、リマから約1,030 km、標高2,335 m、人口約130万人で、ここもまた都市中心部が世界文化遺産に登録されています3)。ペルーの大地主など富裕層が好んで住むため、豪邸が多いそうです。下のアレキパの写真が夜のものばかりなのは、8月5日(日)の夜にリマから乗り込み、翌日の午後にはリマにとんぼ返りして、写真を撮る機会もなかったからです。今号の表紙にある空港からの眺望は、アレキパからリマへの飛行機への搭乗を待っているときに撮影したものです。


アレキパのカテドラル




アレキパのアルマス広場側面の回廊


 今号も最後まで読んで頂きましてありがとうございます。次回では、買い物事情、ペルーから日本へのお土産品などをご紹介したく思います。



1) 絶対に知っておきたい中南米情報 - 一度は飲んでおくべきペルーのビール種類一覧 - (https://latinkun.com/cervezadeperu)

2) Peru Land of the Incas, Roberto Gheller Doig, 2015.

3) 「地球の歩き方 B23 ペルー ボリビア エクアドル コロンビア」(株)ダイヤモンドビック社 (2017).

中小企業の中南米進出を支援するビジネスコラム,新大橋総合研究所

なぜ、今本邦企業が中南米地域に進出すべきなのか。そこは、33カ国の広範囲を領した人口約6億人、GDPは5.1兆ドル(2015年)とASEAN5の約2.5倍で、既に巨大な中間層市場を形成した魅力的な市場です。日本にとっての“地球の裏側”という物理的な距離の遠さを「利用」し、本邦中小企業がビジネスチャンスを生み出し進出するための支援を我々は行っています。