【2019年】冬のペルーへ出張に行きました(その2)

 前号に引き続いて、先月のペルー出張見たことや考えたことを少しばかりご紹介します。今号は、飲食についてです。


1. 魚介類がとても美味しいペルー料理


 私は魚を食するのが好きで、日本でもよく食べます。ペルーは太平洋に面していることもあってか、魚がとても美味しく頂けます。もちろん魚だけでなく、カニやエビなど魚介全般が美味しく、今回写真を撮り損ねた料理のなかにも美味しかった魚介類はたくさんありました。

 コメドールと呼ばれる地元の食堂では、いろいろな定食がリーズナブルな値段で頂けるのですが、今回カレイを丸々揚げたものの定食がとても美味しかったです。日本では「左側に両目があるのがヒラメ、右側に両目があるのがカレイ」と習ったので、下の写真はヒラメ?と思いましたが、店員さんの説明では確かにカレイだと。どっちにしても美味しかったのですが。ちなみにお値段は500~600円ほどでした。

カレイのから揚げ定食


 特別な夕食には、美味しいメロを頂きました。3人だったのですが、食べきれるのだろうかというすごいボリュームでしたが、それをすぐに平らげてしましました。とても美味しかったのですが、お値段も相当なものでした。美味しかったので満足です。

 メロについて少し調べてみると、「アルゼンチン、チリ沖の海水魚で北半球にはいないスズキ目の魚。海洋水産資源センターなどが1960年代に南米沖などの海洋資源調査で発見し、1969〜1970年に本格的な漁業が行われるようになった。主に輸入、もしくは遠洋漁業でとったもの。古くは「銀ムツ」という名で流通していたが、近年はメロということの方が多い。」なのだそうです1)。メロというのはスペイン語でもあるのでしょう。沼津港あたりでも美味しいのが揚がりますね。


メロの照り焼き



地元の中華料理店での海鮮料理


2. 肉も美味しいペルー料理

 

 ペルーは肉も美味しい上にボリュームがすごいです。ステーキハウスに行って前菜を頼んだら、相当な量でした。しかし、ポテトもほんと美味しいんですよね!

 他にも、中国系の移民が多くその歴史は日系人よりも古いそうで(中国からは約160年前から、日本からは120年前から)2)、本格的な味を楽しめます。地元の中華料理店でビールに焼餃子を頂きました。朝食には、世界一おいしい朝ごはんと評価されているカフェの朝食、チチャロンのバーガー:「豚肉揚げバーガー」を食しました3)


ステーキハウスの前菜




本格的な焼餃子




世界一おいしい朝ごはんと評価されているカフェの朝食

チチャロンのバーガー:「豚肉揚げバーガー」


3. 今回気づいた美味しい飲み物


 去年ペルーへ出張したときもビール、ワイン、蒸留酒のピスコ、それにコカ茶などいろいろと美味しい飲み物をご紹介しましたが、今回も新たに美味しい飲み物に出会えました。

 まずは、近所のスーパーマーケットで販売していた「搾りたてオレンジジュースのペットボトル詰め」です。店内で店員のおばさんが実際に搾ってボトル詰めしています。賞味期限は翌日まで、なのですが、私は前号でご紹介したサービスアパートメントの冷蔵庫で冷やして3日間ほど飲みました。飲んでみて、正直びっくりしました。当たり前なのですが、オレンジの果汁そのままで、あの濃縮還元果汁のようなどっぷり感がありません。この味を覚えると他は選べない、そんな味でした。

 今回、初めてウルグアイワインをとても美味しく飲みました。ウルグアイワインは生産量が少ないので日本にはほとんど流通しておらず、辛うじてリマ市の酒屋では買えるそうです。




搾りたてオレンジジュースのペットボトル詰め




日本では希少なウルグアイワイン タナ種


 最後まで読んでいただきましてありがとうございます。

 次号では、しばらくお休みしていた「日本の「インフラ輸出」戦略と中国の「一帯一路」構想が中南米へもたらすもの」を再開します。


1) 「ぼうずコンニャクの市場魚貝類図鑑」 https://www.zukan-bouz.com/syu/%E3%83%9E%E3%82%B8%E3%82%A7%E3%83%A9%E3%83%B3%E3%82%A2%E3%82%A4%E3%83%8A%E3%83%A1

2) 「リマの中華街 中国人移民160周年だって♪ 」かえるのペルー片道きっぷ、 https://plaza.rakuten.co.jp/keroppers/diary/200810130000/

3) 世界一の朝食にも選ばれたペルー・リマのハンバーガー(チチャロン)を食す! https://girls-tabi.com/elchinito/


中小企業の中南米進出を支援するビジネスコラム

なぜ、今本邦企業が中南米地域に進出すべきなのか。そこは、33カ国の広範囲を領した人口約6億人、GDPは5.1兆ドル(2015年)とASEAN5の約2.5倍で、既に巨大な中間層市場を形成した魅力的な市場です。日本にとっての“地球の裏側”という物理的な距離の遠さを「利用」し、本邦中小企業がビジネスチャンスを生み出し進出するための支援を我々は行っています。